主な診察方法
症状を記入していただいた後、東洋医学の四診(望聞問切:顔面診・舌診・腹診・背候診・脈診・原穴診……等の診察)を行います。
全ての診察【四診:望(視診)・聞(聴診)・問(問診)・切(脈診・触診)また計器による測定など】をいたしますが、中でも当院の得意分野を記します。
舌診
舌の神、色、形、態による診察
舌診法(ぜっしんほう)により、「陰陽表裏寒熱虚実」や「臓腑の異常」の診察。 また治療後の判定にも必要な診察を行います。
この「舌診法」と後述の「脈診法」に関しましては、この道の先駆者としての自負があります。
詳しくは舌診のページをご覧ください。
脈診
手首の脈による診察・高度な脈診では全ての状態が解るとされている診察法
この脈診法(みゃくしんほう)は独学での習得は難しいため、高度な脈診法により治療を行なっているところはとても少ない診法です。
多くは六部定位診の脈診、 つまり左右12箇所の部位による「虚実」(強い脈か弱い脈かだけの診法)です。この診法でも治療ができますが、一段階の脈診といえます。
二段階の脈診はその診法に6つの脈象(脈の形状による分類)による診法があります。この脈診法を習得できますと弁証(東洋医学による診断)ができるようになります。研究会においては、この習得は最低必要条件として伝授しております。
三段階は脈象が17種類の習得となります。
四段階は24脈の習得となります。 この段階の脈診法を体得している者はとても少なく一流といわれています。
五段階は28脈の脈象分類となり、「瀕湖脈診法」が基本となります。
この上の技法の脈診には兼脈(28脈がそれぞれ2~3種類混ざる脈)があります。
このような診察法に基づいて「東洋医学弁証診断」を行っています。